8月に開催される、ダバオの大きなお祭りといえば、カダヤワン祭。その開催に向けた準備は、すでに始まっている。ダバオ市警察(以下DCPO)の代表者であるCatherine dela Rey少佐は15日、きたるカダヤワン祭2023のために早期のセキュリティ対策が検討されていることを明らかにした。
時期としては少し早いが、安全面で誰も被害を受けないように、早めに準備を始めた方が良いと同氏は語る。
「現在遅れているのは、8月のカダヤワン祭のセキュリティ対策だ。我々は車に乗らないので、ダバオ市役所や警備隊も積極的に手配している。我々は、何が必要なのかを確認するため、複数回のミーティングを行なっている。大規模なイベントの度に、犯罪をゼロにしようと努力している」と、Rey少佐は15日のダバオ市災害ラジオ(DCDR)で述べた。
昨年のカダヤワン祭では、1万人の警備員が配置された。同氏によると、ダバオ市での大規模イベントの際に犯罪を防止するのは、DCPO長官のAlberto Lupaz大佐の任務であるという。また、Rey少佐は、ダバオ市にはテロ集団からの直接的な脅威はないものの、DCPOは警戒を緩めることはないと断言した。
新型コロナウイルスの流行に伴い、一時はオンライン開催となっていたカダヤワン祭だが、昨年から対面での開催が復活している。今年はリベンジ旅行の気運が高まっており、一層の盛り上がりが予想されている。安全に祭を楽しめるよう、市民の側からも協力していきたいところだ。