【ミンダナオッチ】ダバオから車で行けるリゾート、週末1泊2日のスリガオ旅行でリフレッシュ!

スリガオ
スリガオ

皆さんこんにちは!ダバオッチのミズキです。サンボアンガ、シャルガオ、ディポログを旅行して帰ってきた次の日、スリガオへの社員旅行に誘われた筆者。ど、どう、しよっか、なァーー……(全力目逸らし)。断る気でいたのですが、みんなは筆者も参加するものだと思っていたようなのです。

旅行に次ぐ旅行、これは自分の軟弱な身体に耐えられるのか!? しかしこれを逃せばスリガオに行く機会なんて今後数年訪れない……!ということで、若さにものを言わせて行ってきました。当初の予定では金曜日の終業後にオフィスを出発し、翌土曜日の夜8時に帰ってくることになっていました。まあ1泊だし。大丈夫大丈夫。

現在こうして記事を書いている身から言わせてもらうと、めちゃくちゃ楽しかったです!勇気を出して行ってきて良かったと思える場所だったので、ぜひ最後までお読みください。

まずはミンダナオッチのおさらいです。

ミンダナオッチロゴ

ミンダナオッチでは、ダバオを飛び出して未開の地、ミンダナオ島全体の政治、経済、観光、治安、おすすめ情報を皆さんにお届けします。

ミンダナオ島の話

ミンダナオ島はフィリピンでルソン島(マニラ首都圏のある島)の次に大きな島で、ダバオッチの本拠地ダバオ市がある島でもあります。フィリピンの南部、赤道に程近い低緯度にあるため常夏の気候が特徴です。日本では見られない植物の緑に、建物のレンガ色の屋根、真夏の空の青と、ビビッドな色彩が印象的です。

この島は、首都マニラがあるルソン島に比べて、ムスリム(イスラム教徒)が多い地域です。かつては紛争があり、その影響で治安に不安があると思われがちです。しかし現在は、日本とまでは行きませんが、かなり落ち着いてきました。都市により雰囲気は違うものの、明るく温かく人が多いです。

観光地としては、中小規模の都市が島内各地に点在しており、それぞれ美しい海を持っています。まだ大手資本に見つかっていないのか、あまり手の入っていない秘境の海がたくさんあります。行くなら今のうちです。ちなみにフィリピン最高峰のアポ山(標高2,954m)を頂くのもこのミンダナオです。

海だけでなく、スペイン占領期の歴史ある街並みや、それ以前から紡いできた独自の歴史も街ごとに異なります。行く都市によって「ミンダナオ島」のイメージがガラッと変わることでしょう。

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スリガオデルスルの話

スリガオデルスル州(Surigao del Sur)は、以前の記事で紹介したシャルガオ島が属するスリガオデルノルテ州のお隣の州。名前も似ていますよね。ミンダナオ島の北東部に細長く位置しています。

主な産業は林業・農業・漁業といった第一次産業。州全体の人口も60万人くらいと、そこまで規模は大きくありません。それだけに、独自の自然や文化が現代まで保存されてきています。

旅行先としては、長い海岸線を活かした海のレジャーや、綺麗な泉や川などでの水遊びが人気です。全体的に水が絡んでくるので、遊びに行くなら水着やタオルは必須でしょう。

ダバオからスリガオデルスルまでの行き方

ダバオ市内からスリガオデルスル州まで(今回宿泊したリゾートまで)は車で5時間半ほどで行けます。とはいえ、時間帯によっては道が混雑していたり、途中で休憩を挟んだりすることになるはず。もう少し長めに考えておくと丁度よく行けるはずです。

スリガオデルノルテのスリガオ市へは飛行機でも行けますが、待ち時間や空港からの車移動を考えると、直接車で向かう方が時間的にもコスト的にも良いでしょう。


持ち物

・パジャマ
・日焼け止め
・バスアメニティ
・タオル
・水着(ラッシュガード必須!)
・防水のバッグ
・サンダル
・水筒
・着替え
・その他必要なもの

アクティビティがあったので、水遊び用の持ち物が多めです。日焼け止めはこまめに塗り直すに限るので、複数本持っていても損はありません。それから、筆者はフィリピンに来てから存在を知ったのですが、フィリピンでアウトドア系の遊びをするとなると、水場に持って行く用の防水バッグの出番が結構多いです。事前に買っておいた方が良いです。

Day1

1日目はとにかく移動!仕事が終わってバンに乗り、ホテルに着いた頃には夜の11時前。諸々の理由で予定より2時間遅い到着となりました。こんな長距離長時間の運転をしてくれた運転手さんには大感謝です。筆者はほぼ寝ていたので、道中の記憶はほとんどありません(笑)。

この辺はまだ市街地で、道も比較的まっすぐだったのですが、途中からは驚くほどカーブの連続で、車内がジェットコースターのようでした。

到着してご飯を食べ、部屋でダラダラして就寝。この時点で深夜の2時とかだったと思います。部屋は男女で別れており、女子部屋は20人くらいの大部屋でした。シャワーとトイレは2つずつで、代わる代わる使用していました。

他に特筆すること(寝ぼけた脳みそで覚えていられたこと)がないので、Day2へ。

今回宿泊したリゾートはこちら⬇️

Day2

Day1がほとんど移動で終わった分、Day2は朝からぎっしり大ボリュームでお届けします!

朝焼け

2時就寝にも関わらず、5時前に起床。とんでもなくタイトなスケジュールですが、これにはワケがありました。

マングローブの林(?)を抜け、リゾート直結の桟橋へ。時刻は5時半です。暑すぎず寒すぎず。半袖でも薄手の長袖でも過ごしやすい気温です。

朝焼けの空を眺めながら、てくてく歩きます。澄んだ空気とだんだん明るくなる空が幻想的。水が透明なので、浅瀬は水底が見え、遠くに行くほど空の色が映り込んでいます。

5時37分。太陽が昇ってきました。この時の風景、天国かモネの絵かといった具合です。ただ朝が来ただけなのに、壮大なクラシックのBGMを流したい気分。

小型ボートが海を走ってゆくのもまた一興。この景色は早起きを頑張った人にのみ与えられる特権でした。早起きは三文の徳とはよく言ったものです。

アイランドホッピング

朝焼けを堪能して一度部屋に戻り、バイキング形式の朝食を食べたら、次はアイランドホッピングです。シャルガオの記事同様、こちらでもボートで島々を巡りました。

空はだいぶ曇っていますが、風は冷たくなく、運動会日和といったお天気です。ボートには30人ほどが乗っており、前回のボートに比べるとかなり大きかったです。

まずは1ヶ所目のハゴノイ島(Hagonoy island)に到着!他の団体も来ているようでした。

1ヶ所目ということで、みんな写真を撮ったり、足だけ海に入ったりして遊んでいました。

続いて2ヶ所目はネイキッド島(Naked Island)。草木の生えないサンドバンクは、シャルガオでもここでも「ネイキッド島」と名付けられているよう。特に海をのんびり眺める以外にすることもなく、足を砂に埋めるなどしていました。シャルガオで負った日焼けがとんでもないことになっています。写真を母に送ったら「シミになる」と言われました。

せっかく砂があるということで、お決まりの砂風呂を作る御一行。完全に体を砂が覆った後、色々なオブジェを付け足していましたが、ここでは書けないので割愛します(笑)。

そして最後はヒヨルヒヨラン島(Hiyor-hiyoran Island)。ブリタニア諸島の島で、さまざまなウォーターアクティビティが楽しめます。定番のバナナボートから、もっと大胆な亜種まで品揃えは抜群!値段はちょっとお高めですが、みんなで乗って割り勘すれば大丈夫。

中でも「ディスコボール」と呼ばれるこちらのアクティビティは、かなぁーりスリリング!ボールが前後左右に傾くたび、重力で身体があっちにこっちに滑るわ揺れるわ跳ねるわ。実は筆者は乗っていないのですが、ディスコボールを引っ張るボートの運転手さんに、全員が弄ばれていました。

そして筆者が挑戦したのは、「ダブルボディ」と呼ばれる10人乗りの乗り物。ボートが急停止、急発進を繰り返し、乗っていた10人ともが押したり押されたりぎゅうぎゅうに動いていました。前に車体(?)が傾いた時は、叫ぶ余裕もないほどにグッと息を詰め、人生史上一番必死に握力を使いました。クセになります。

時折雨がぱらつき、一面の青空というわけには行きませんでしたが、どうせ海で濡れるのです。アクティビティの後に浅瀬で泳いだり、岩の陰で休んだり、喋ったり。MCのおじさん(!?)が「ダバオから来た人〜!!」のようなセリフを投げかけてきて、全員で「Foooooo!!」と返したり。

最後はお昼を食べて、島を後にしました。1人でアイランドホッピングに参加するのも楽しいですが、大人数でとなるとこれはこれで良かったです。

エンチャンテッド・リバー

さて、リゾートでシャワーを浴び直し、服を着替え、チェックアウトしたら、続いての行き先はエンチャンテッド・リバー。つまり「魔法の川」です。魔法ってどういうことだろうと思いつつ、車に揺られること約2時間。

巨大な顔がお出迎え。バンを降りてから料金(1人50ペソ)を払い、腕にスタンプを押してもらってから、シャトルバスに乗って看板のところまで移動しました。この時はしっかり雨が降っていて、それぞれ相合傘で雨を凌いでいました。

この腕のスタンプは、繊維にも付着してしまうので、服を擦らないように注意しなければなりません。筆者はまあまあしっかり白いTシャツを青くしました。

これが……川の色???

そう、驚くほど青いのです。ひと目見れば名前の由来が分かってしまいますね。正確な水源は未だ不明だそうですが、この川を流れるのは塩分を含んだ水で、ほとんど不純物は含まれていません。その驚異の透明度と、24メートルという深さがこの青色をつくりだしているのだそう。

奥に進むと、自然のプールとしても開放されています。水深がかなり深いので、ライフベストは必須。泳ぐときは、追加で1人辺り15ペソがかかり、ベストを借りて泳ぎます。

シャトルバスがなかなか来なかったので、帰りは徒歩で。熱帯特有の生態系を観察しながらのんびり歩くのも趣深くていいなあ、と思っていた矢先。少しだけ席の空いたシャトルバスが通りかかり、一も二もなく乗ってきてしまいました。

早めに戻ってお菓子とシェイクを買いました。帰りの道中のお供です。

帰宅!

ここからまたさらに4時間半ほど車に揺られ、オフィスに着いたのは午後9時前。今日はもう絶対に、絶対に外を歩くものかと決意を固めた筆者は、家まで残り徒歩10分のところでタクりました。もう二度とこんな無茶な日程で旅行をハシゴしない。そう考えた筆者でしたが、性懲りも無くこの1週間後、大学の友達と遊ぶためにマニラへと飛ぶのでした__。(Fin)

まとめ

金曜の夜から土曜日にかけてという短い旅行でしたが、スリガオの自然を怒涛の勢いで浴びられる高濃度の旅行でした!筆者自身、この社員旅行がなければ、行くこともないまま、存在も知らないまま日本に帰っていたと思います。そういう穴場スポットが、このミンダナオ島にはまだまだ山ほど眠っているのです。

ちょっと珍しい、でも絶対に楽しい、綺麗な景色の旅行先。海外でもいいけど、ヨーロッパやアメリカに行くほど予算は組めなくて、かといってアジアの大都市はメジャーすぎて目新しさに欠ける。そんな時はぜひ、ミンダナオ島を視野に入れてみてください。今回紹介したスリガオの海や透き通った紺碧の川、それにミンダナオッチの他の記事で紹介した観光スポットまで。唯一無二の旅を楽しめるはずですよ!

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