2023年3月26日(日)にダバオで開催されたトライアスロン大会アイアンマン70.3では、バイクコースで観客と衝突し怪我を負ったアスリートが、それでも完走に漕ぎ着けたと語った。
Ralph Bautista選手は、3月29日付のSNSへの投稿で、右鎖骨と右太腿に打撲と炎症、右膝に裂傷、右肩・右肘・右太腿にも別の傷があることを語った。
この事故は、パナボ市のバイクコースで発生した。Bautista選手の前を走っていた参加者が水筒を観客に投げたが、水筒は観客がそれを取ることができない位置に落ちた。それを拾おうとした観客が彼とぶつかったのだという。Bautista選手は事故後もレースを続行したが、観客の18歳の男性はすぐに当局により近くの病院に運ばれた。
「アスリートには、ボトルを投げないなど、ルールを守ってほしい。また、観客にも、今後はイベント中のすべきこととすべきでないことを教育してほしい。主催者側がもっと厳しい方針を打ち出しても良いのではないだろうか」とBautista選手は語る。
観客の男性は手術の後、病院で回復しているという。ダバオ市とパナボ市は先に、怪我を負った男性の家族に支援を提供すると表明している。
3月はダバオ市で多くのイベントが開催された。成功するイベントもあれば、次回までに改善する必要があるイベントもあった。今回のアイアンマン70.3も、次回のダバオ開催ではより安全に配慮されたものとなることが期待されている。