【News】ダバオ市とサマル島を繋ぐ橋プロジェクト、上陸地点のサマル島で土地収用が開始される

サマル島 リゾート
バナナボート

ダバオ市とサマル島とを繋ぐ橋(Davao-Samal Bridge)の建設のため、行政は橋の上陸地点であるサマル島バランガイ(行政の最小単位)リマオの土地収用を開始した。パナボ市地方裁判所第4支部の裁判長Gemma Betonio氏は、公共事業道路省(以下DPWH)がJesus R. Lucas Jr.氏の所有する土地の一部を収用することを認める令状を発行した。この193億ペソ(約468億円)規模の橋のプロジェクトには、中国が投資する。

令状は1月30日の午前9時に土地の所有者らに伝えられた。これは5700平方メートルの敷地の一部に対して、DPWHの「所有・管理・処分」を許可するものである。土地所有者Lucas氏の弁護士であるMars Rongo氏はこの占有許可証が交付されたことを確認した。「裁判所の交付したものであるため、所有者一家はこの決定を尊重している。しかし施工の影響は占有許可証の範囲にのみ及ぶようにしたい」と同氏は語っている。

環境団体はこのプロジェクトに早期から反対している。珊瑚礁や、島の漁師の生計を支える海洋生態系への悪影響が予想されるためである。アテネオ大学ダバオ校の環境団体理事であり、Save Samal Reefs Allianceの共同事務を務めるMyla Santos氏は、5年の歳月を要す橋の建設が収用予定地の数メートル先の珊瑚礁および海洋生態系の楽園を傷つける恐れがあると懸念を伝えた。

収用予定地の所有者である一家は、代替案として別の土地を提案したが、却下された。当プロジェクトの管理局は、Lucas家が所有するCosta Marina Resortがダバオ市から最も近く経済的であるため上記の地点を選んだと、DPWHのDean Ortizはインタビューで語った。

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