【News】大阪府泉南市の市長がダバオを訪問、ダバオ市との友好都市提携の合意書に調印

山本市長とセバスチャン市長
山本市長(左から2番目)とセバスチャン市長(右から3番目)

大阪府泉南市の山本優真市長は、大阪府議会議員や泉南市議会議員らとともに11月27日(日)から四日間の予定でダバオ市を視察訪問している。視察訪問の主な目的は大阪府泉南市とダバオ市との友好都市提携を結ぶことであり、11月29日(火)にはダバオ市のセバスチャン・ドゥテルテ市長とも会談、友好都市提携の覚書に調印した。

大阪府泉南市は人口およそ6万人、大阪府の南西部に位置する。同市の山本優真市長は全国の自治体首長では初の平成生まれの首長、現職最年少の市長として有名である。ダバオッチの取材に対し、山本市長は、今回の泉南市とダバオ市の友好都市提携の合意によって、泉南市の子どもたちにグローバルな視点で物事を見てもらう機会をつくり、教育分野での国際交流などをダバオ市の学校とオンラインで繋ぐなどして深めていきたい。また、関西国際空港がある市なので、泉南市だけでなく大阪の窓口としてダバオと大阪全体の経済分野での橋渡しができるよう関係を構築していきたいと述べている。

一方、セバスチャン市長は、泉南市との友好都市提携について、まずは日本とフィリピンの両国がお互いにそれぞれの文化に精通し、お互いの良さを理解し、コミュニケーションや理解を深めることから期待していきたい、そして今回の泉南市との友好都市提携は良いとても機会だと思うと述べ、大阪はたこ焼きが有名だよね?僕は大好きなんだとたこ焼きが好物であることも笑顔で明かしてくれた。

山本市長ら泉南市の視察団一行は、ダバオ市長との会談の他、現地の日系企業やミンダナオ日本人商工会議所、ミンダナオ国際大学や日系人会国際学校を訪問し、各所で意見交換や交流を行い、ダバオ市議会への訪問や市議員との懇談も行っている。日本の自治体でダバオ市と姉妹都市、友好都市提携を結ぶのは2017年11月28日に北九州市とダバオ市が両市の発展に効果的かつ相互利益を推進拡大するため、低炭素社会づくり、資源循環の仕組みづくり、両市職員の人材育成などについての協力関係の構築を目指し、環境姉妹都市提携に関する覚書を締結したことに続き、2例目となる。

在ダバオ総領事館の石川総領事は、泉南市長ら視察団一行のダバオ訪問について、日本の地方自治体がダバオ市と友好都市提携を結ぶのは北九州市に次いで2例目となるが、ダバオ市側も今回の泉南市との友好都市提携に期待を膨らませているので、経済、教育、人的交流の分野でさらに強い関係を築き、泉南市を窓口に大阪全体、あるいは日本とダバオとの経済、教育、文化の分野で交流が深まること、また、これを機にダバオと関西国際空港の直行便が就航するひとつのきっかけになることを期待したいと述べている。

ダバオ市と泉南市会談
会談をする山本市長(右から2番目)とセバスチャン市長(左から三番目)

【News】ダバオ市と北九州市が環境姉妹都市提携

 

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