4月13~17日、フィリピンではホーリーウィークを迎え、多くの職場では休みとなった。警戒レベル1でニューノーマルのなか迎えた2022年は、教会の行事は屋内でおこなうことが許可された。また、ダバオ市では多くの人出があり、それにともない警官やタスクフォース職員も配置されたようだ。
ダバオ市のバスターミナル「ダバオ市陸路輸送ターミナル: DCOTT」所長のAisa Usop氏は、通常1日600本のバスが、ホーリーウィーク期間中は700~800本まで増え、少なくとも35,000~40,000人が利用するだろうと語った。また、バスの多くはダバオ市から北の方向、カガヤンデオロ市やコタバト市に向かうとのことだ。また、警戒レベル1の地域であれば全席使ってもよいが、2や3の地域を行き来するバスは依然として席数に制限があるという。
Usop所長は、全員がスムーズにターミナルを利用できるようにするためにも、利用者にマスク着用を忘れないよう再度呼び掛けた。
マスク着用を促しているのは、同所長だけではない。期間中、ダバオ地方では警察職員が少なくとも1,300人配置されている。彼らはダバオ地方でホーリーウィークの儀式をおこなう教会236か所に派遣されており、安全のための警備を中心におこなっている。しかし、マスク着用などの基本的感染対策に取り組んでいるかも見ており、怠っている人には注意するという。
バスの移動が増えたり、警察職員が配備されたりと、2022年のダバオは「ニューノーマル」のなか行事がおこなわれている。