ダバオ市役所のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、2021年に禁止していた公的な行事を2022年9月12日まで延長することを明らかにした。人が集まる機会をなくし、感染拡大のリスクを減らすためだ。
サラ市長は2021年12月29日、市長令69を発出した。同市長令ではバランガイや地方自治体、政府が対面でおこなう行事をすべて禁じている。2021年9月1日に発出され、同年12月末まで効力を持った市長令43が延長した形となった。サラ市長は、「デルタ株やオミクロン株の出現を受け、集団で集まることを防ぐためにもこの決まりを継続することが必要だ」と述べている。
今回の市長令では、就任式、記念式典、感謝のイベント、リボンカットなどのすべての活動が禁止されると記されており、そのイベントの種類が事細かに定められている。また、これらすべての行事はオンラインでおこなうことしか許可されていない。さらに、緊急を要さない対面でおこなうセミナーやトレーニングなどもおこなわないよう、サラ市長は要請した。ただし、市長のオフィスに例外を求めることも可能とされた。
感染状況が落ち着いているといえど、次の感染の波に警戒し、ダバオ市は対面での行事をすべて禁止するという決定を下した。