【News】市内のPanigan-Tamugan川でごみが多数見つかる、川遊びなどへの制限設けられるか

コロナ禍に入り、ダバオ市でもマスクやフェイスシールドがたくさん捨てられているという話をよく聞くようになった。そして、市内を流れる川「Panigan-Tamugan River」でも、このような状況が見られるという。

この川で清掃活動をおこなう環境団体「Interfacing Development Interventions for Sustainability : Idis」で代表を務めるMark Peñalver氏は、5月に清掃活動をおこなった。これまでにも計4回の清掃活動をおこない、合計で25キロものゴミを集めてきた同団体では、4月30日の清掃活動でも337個のゴミを集めている。その中には、医療用マスクも22枚含まれていたという。

Peñalver氏は、「これはバランガイBukidでよく見られる状況です。そして、ここに来て水遊びを楽しむ人たちがごみを正しく処分していないのを見ると、この地域のごみが増えているといつも感じます。そういう人たちは、自分たちで準備したものを捨てていくだけなのです」と語った。そして、特にマスクは自然分解するのに時間がかかるプラスチック素材でできているため、人々や環境に悪影響を与えかねないと述べた。

なぜごみが増えているのか?Peñalver氏は、このように分析している。まず、Panigan-Tamugan川には様々な人が来ていることが挙げられる。川で洗濯をしたり、遊んだりする人たちがいるが、それらの行動は制限されていなければ、監視もされていないという。さらに、同地域にはコテージなどの人を集める施設もあり、川で遊ぶ人が増えているという。また、この川の近くにはTipolog山があり、ここで登山を楽しむ人たちの中にごみを捨てている人がいることも要因であると考えられる。

これだけ川の状況を心配しているのには、この地域がダバオ市バルク水供給計画(Davao City Bulk Water Supply Project: DCBWSP)の予定地のすぐ近くにあることが理由として挙げられる。同計画では、約3億リットルの水を消費者に届ける計画となっている。Panigan-Tamugan川は同計画の取水地であり、保護しなければならない保全地でもあるのだ。

この現状について、Peñalver氏は既にダバオ市の管轄する委員会に昨年この問題を提起しており、現在ガイドラインや制限をこの川に出すよう陳情しているという。5月19日には、第19回ダバオ市議会にてこの制限に関するガイドラインを設けるため、話し合いも持たれた。今後、川の環境を守るためにも制限が課されることになるだろう。