【News】コロナ禍に入りごみの状況にも変化が、再利用やごみ処理場に課題も

ダバオ市で排出されているごみの量は、コロナ禍に入って減少したという。それでは、皆さんはダバオ市で1日に出ているごみの量はどれくらいだと予想するだろうか?

ダバオ市環境天然資源局(Cenro)のMarivic Reyes局長は、コロナ禍に入った2020年3月から1日に600~650トンのごみが回収されていると明らかにした。ちなみに、2021年3月は1日平均で620トンのごみが回収されたという。この数値は、コロナ禍に入る前の2019年度の一日平均値900トンより少なくなっていることが分かる。

しかしながらReyes局長は、ホテルなどの大型施設が閉鎖されているのにこれだけ多くのごみが家庭から出されていると述べた。また、レストランなどの外食ではなく基本は家食で、活用してもデリバリーサービスしかない現状にも触れた。同局によると、1日に排出されるゴミの大部分を占めるのが家庭ごみとなっているという。しかし、コロナ禍が収束すると、再びごみの排出量も徐々に増えてくるだろう。

ごみ対策として、ダバオ市は、ごみを分別するための条例(Republic Act 9003)を既に出している。しかしながら、ダバオ市民の実践にはほとんどつながっていないのが現状だという。そこで同局がおこなっているのが、バランガイ職員にこの取り組みを実践してもらうというものだ。ただし、市内182のバランガイのうち、この取り組みを実践するか、リサイクル施設を有するものはわずか30%に留まっているのが現状だ。4月23日現在、リサイクル施設については市内5つのバランガイにしか存在しないという。ごみの量を減らすため、コンポストに作り変えることが出来るような生ごみ類はリサイクル施設に持っていってほしいと、Reyes局長は語った。

また、ごみの埋め立て場についても、ごみの量が上限を超えているという。New CarmenのTugbokにある埋め込み式ごみ処理場は70~80万トンのごみを蓄えることができるが、2016年から蓄えられたごみの総量は既に90万トンに達しているという。そのため、現在使っているごみ処理場の拡張が既に必要な状態である。ダバオ市役所は、現在このために動いているところだ。

先日、ダバオ市では再利用できないプラスチックごみが使用禁止となった。また、世界的にもSDGsの目標達成のため、様々な環境政策が動いている。さらなる環境にやさしいまちづくりがダバオ市に求められている。