【News】ダバオ市の喫煙及び酒類販売禁止令の違反者は2,767名、酒類を販売した5店舗は営業取り消しに

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4月28日(水)、ダバオ市は市の条例で禁じている公共の場所においての喫煙及び新型コロナウィルス感染対策として市内で導入している酒類販売禁止令の違反者が2021年1月から3月までの第一四半期で2,767名に達したことを公表した。

当局の報告書によると、喫煙違反者2,641名のうち2,482名が禁煙カウンセリングを受ける処分となり、酒類販売禁止令違反者121名のうち58名は違反金3,000ペソを支払い、残り63名は起訴されたという。また、禁止されているにも関わらず酒類を販売したとして、販売していた5つの店舗の営業を取り消す処分が下されたということである。

当局の高官は地元紙の取材に対し、公共の場所での喫煙禁止条例で逮捕された者からの罰金徴収総額は249万ペソ、酒類販売禁止令で違反した者からの罰金徴収総額は189,600ペソになったことも併せて公表し、昨年度同じ時期の罰金徴収額177万ペソから40%上昇していることもわかった。

罰金徴収額の合計が昨年度の同時期に比べて40%も上回ったことについては、昨年度喫煙禁止条例の改定が施行され、罰金額が大幅に上昇したことによるとされている。実際に今年の第一四半期の違反者数自体は、昨年同時期の3,698名から約30%減少している。

当局は、公共の場所においての喫煙及び新型コロナウィルス感染対策として市内で導入している酒類販売禁止令の違反者取り締まりを引き続き強化し、50名の取締官が市内を巡回していくとしている。また、喫煙は人の免疫力を弱めるため新型コロナ感染のリスクが高まるとして市民に禁煙を呼び掛けている。