3月25日(木)、サラ・ドゥテルテ市長は今月末で期限を迎えるダバオ市内での夜間外出禁止令及び酒類販売禁止令に関して、現在マニラ首都圏やセブで増加している新型コロナウィルスの第2波に備える必要があるとして、5月末まで延長する方針であると明かした。
同市長は地元のラジオ番組に出演した際、延長される夜間外出禁止令に関しては、現行のまま夜9時から翌朝4時までとし、酒類販売禁止令についても、公共の場所におけるアルコール類摂取及び飲食店やスーパーコンビニでの提供や販売を引き続き24時間禁止すると述べている。
ダバオ市内の夜間外出禁止令及び酒類販売禁止令については、昨年の7月以降、段階的に規制緩和が実施されてきたが、新型コロナウィルスの新規感染者増加の影響で11月20日から市内の隔離措置が一般コミュニティ隔離(GCQ)に引き上げられると、再度厳しい措置が実施されて4カ月が経過しており、今回の延長が決定されると約半年間も夜間外出と酒類販売禁止が継続されることになる。
フィリピン保健省ダバオ支部によると、3月24日(水)時点でダバオ地方における新規感染者数は69名と連日100名を下回っている。また、これまでの総感染者数は21,161名で、911名が死亡しており、現在も治療中の患者は768名だと発表している。うちダバオ市内の総感染者数は13,568名で現在も治療中の患者は285名となっている。