2月18日(木)、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、ミンダナオ島の東の海上に発生した熱帯低気圧に関して、20日夜にはミンダナオ島の東部に上陸する可能性があり、規模が非常に強く時速75㎞、最大時速90kmの風が発生する見込みだとして警戒を呼び掛けた。
同局によると、今回の熱帯低気圧は台風並みの規模であり、現在のところ目立った強風は報告されていないが、今後36時間以内に風が強まる恐れがあるとして、ダバオオリエンタル州及びダバオデオロ州に警戒レベル1を発出して住民に警戒を怠らないよう注意喚起しているという。
また、今後の熱帯低気圧の発達状況によってはダバオ地域全体に警戒レベル1が発出され、さらに強風から暴風予想に変更することも考えられるという。その場合の警戒レベルはさらに1段階引き上げて、地域によってはレベル2にする可能性も示唆した。
19日午前10時時点で、熱帯低気圧はミンダナオ島スリガオデルスル州の東の海上605キロメートルの位置にあり、発達しながら北西方向へ進んでいる。フィリピン大気地球物理天文局は、今後48時間以内に熱帯低気圧がミンダナオ島東部に上陸すると予測している。