2月22日(月)、週末にかけてミンダナオ島東部ダバオ地方を通過した熱帯低気圧(台風1号)に関して、フィリピン国家災害リスク削減管理委員会ダバオ支部(RDRRMC)は、20日時点で1,558名、424世帯が何らかの被災あるいは避難したと発表した。
同委員会ダバオ支部によると、熱帯低気圧による影響で避難した住人はダバオデオロ州ニューバターン及びマワブ地区の9つのバランガイ(行政の最小単位)、マティ市、ダバオオリエンタル州カラガ及びバナイバナイ地区の4つのバランガイであるということだ。
また、同員会ダバオ支部は21日時点で死傷者は確認されていないとしている。しかしながら、強風と大雨による影響でいくつかのダバオ地方の州では電柱が倒れる、地滑りが発生する、増水による浸水などの被害が報告されており、各州はそれぞれの機関で復旧に向けて対応していると発表している。
フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、22日の午前2時時点で熱帯低気圧の中心はミンダナオ島スリガオデルスル州北島の位置にあり、23日にかけてビサヤ諸島のレイテ島、セブ島、パナイ島、ミンドロ島方面に抜ける見込みであるとしている。