【News】環境団体が「8本の記念樹」を伐採しないよう訴える

環境団体が、フィリピン国公共事業道路省(DPWH)ダバオ市エンジニアオフィスに対して、道路の拡張工事に関する計画を再考するよう訴えている。この計画にはAteneo de Davao大学(AdDU)通り沿いの「8本の木」を伐採することが含まれており、この木の伐採を問題視しているようだ。

Ecoteneo と非政府自然保護団体(the Interfacing Development Interventions for Sustainability:Idis)は、AdDUとDPWHで話し合った結果、一時的に駐車するスペースを整備するため、8本の老木を切ることになった計画について、懸念を伝える手紙を送った。手紙の内容は、これら8本の木は、Idisによって始められた記念樹プロジェクトの一環として植樹されたものである。記念樹は環境的、文化的、および歴史的な価値があるものと考えられており、都市部の記念樹を守ることは、ダバオ市が真に持続可能な生活を実現するために必要なものだというものだ。さらに、この手紙のコピーも、サラ・ドゥテルテ=カルピオ市長宛てに送付された。

Idisの代表取締役であるチンキー・ゴレ氏によると、この木の樹齢は、60~70年になるという。だからこそゴレ氏は、今回のプロジェクトを見直し、記念樹を伐採するのではなく、さらに木を植えるという選択をしてほしいと訴えている。さらに同氏は、サラ市長が都市部の木の伐採を止める方針を宣言してほしいとも語った。

このような活動は、実は今回が初めてではない。2019年の後半、ダバオ市中央郵便局前のClifford Parkに植えられていた木が伐採されたことがあった。この時も、環境団体やインターネットから多くの批判的なコメントが出された。この際サラ市長は謝罪し、「地方や都市部を問わず緑地化を進め、環境とのバランスを考慮した持続可能な運用、および資源の活用をおこなっていく。そして、環境保護の重要性を市民に訴えていく」と語っている。

フィリピンでも、環境保護と開発の2つを天秤にかけるケースが多く見られる。発展の著しいダバオにおいて、このような問題は今後も多く発生するのだろう。