環境保護団体はダバオ市政府に対し、市内に残る緑地を保護し、公園やオープンスペースとして開発することで、より多くの人々が利用できるようにするよう促した。
環境保護団体「Interfacing Development Interventions for Sustainability」が5月13日に発表した調査によると、市内の総土地面積の約60%に相当する
14万5000ヘクタールが野生生物の生息地である緑地と考えられている。
研究者によると、都市部にはまだ森林や湿地帯が残っているものの、これらを保護する既存のメカニズムがないため、現在脅威にさらされているという。
また、研究チームは、都市のヒートアイランド効果を軽減し、持続可能な都市排水システムに不可欠とされる、残りの都市湿地と都市森林地域および保護するために、条例を作成する必要があることを示唆した。そして今のまま都市開発を推し進め、大規模な都市化が進めば、中心部の人口の大多数は、都市部での気温の上昇、汚染、洪水などの負の影響に直面することになるとしている。
フィリピン第3の都市でもあるダバオ市は、都市部と自然が融合する美しい街であり、それが人々を惹きつけている大きな要素であるといってもいいだろう。そのため、現在ある自然は残しつつ、美しい都市開発を進めてほしいものだ。
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