ダバオ市役所は、非常にリスクが高い(high-risk)バランガイにおいて「積極的なコミュニティ規模の検査」を今後おこなうと発表した。追跡調査の精度向上、および新型コロナウイルス(Covid-19)に感染している人を見つけることが狙いである。
11月26日、ダバオ市でCovid-19対応の中心を担っているアシュレイ・ロープズ医師は、ダバオ市役所が市内の35のバランガイを優先して大規模な検査をおこなうことを明らかにした。バランガイ内でのCovid-19の新規感染数を抑えることが狙いだ。対象となったバランガイは、直近14日間の、市内のCovid-19新規感染者の80%を占めている。
検査の対象となったバランガイは、以下のとおりである:Buhangin Proper, 19-B, Talomo Poblacion, Agdao, Bucana, Toril, Matina Crossing, Maa, Matina Aplaya, Cabantian, Catalunan Grande, Sasa, Panacan, 21-C, Pampanga, Daliao, Calinan Poblacion, 5-A, Bago Aplaya, 27-C, Centro, Tugbok Poblacion, Leon Garcia, 32-D, 9-A, Baliok, 20-B, Bunawan, Tibungco, Lizada, Tigatto, 28-C, 7-A, 23-C およびIndangan 。
ロープズ医師は、同検査はリストされた人たちを収納できる、体育館などの広いスペースでおこなうと語った。また、検査ではCovid-19陽性者との接触があったか確認をおこなうという。さらに、綿棒を使った検査をおこない、結果が陽性であった場合は、自宅で2週間の自主隔離に入ることになるという。この結果は2日以内に出る。
同検査は11月27日から開始し、市内でもCovid-19新規感染者が最も多かったBuhangin Proper、Bucana、およびPonciano Bangoyもしくは 23-Cが最初の検査の対象となっている。
100人を収納できる隔離施設の増設や、疫病対策のための連携作戦チーム(Coordinated Operations to Defeat Epidemic:Code)の到着など、ダバオ市のCovid-19対応は進んできている状況だ。毎日新規感染者が100人ペースで推移しているが、これらの取り組みによって減少に転じることを望むばかりだ。