【News】日中のカラオケ禁止条例、ダバオ市議会で可決

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、2020年度の学校教育開始が大幅に遅れたフィリピンであるが、対面式の授業は未だに認められておらず、オンラインでの授業が主流となっている。このオンライン授業では、ネット通信環境などのインフラの課題もあるが、大きな問題のひとつは授業中の騒音問題であるという。

このような状況を改善するべく、ダバオ市議会はオンライン授業が行われる日中に住宅地で騒音の原因となるカラオケやビデオケの使用を禁止する条例を制定することを検討していたが、市議会で3回の議論を経た結果、17日(火)に賛成多数で可決した。違反者には最大5,000ペソの罰金、または懲役刑が科されるという。

可決された条例の内容を詳しく見てみると、騒音の原因となる住宅地でのカラオケ及びビデオケの使用は朝7時から午後5時まで禁止、月曜日から土曜日までとされ、日曜日、祝日及び休日は除外されることになった。また屋外、屋内問わず住宅地で適用され、商業地でのカラオケ施設などは対象外となる。

条令違反者は、1度目は1,000ペソ、2度目には3,000ペソ、3回目以降は5,000ペソの罰金刑もしくは1日から3日間の懲役刑が適用されるという。また各バランガイ(行政の最小単位)や警察が取り締まりを実施して、条例の苦情などもバランガイ及び警察が受け付けることになる。

条令を起案したボンゴヤン市議によると、多くの保護者、教師や児童・生徒は、オンライン授業において、住宅地での迷惑行為、特に近所のカラオケやビデオケが原因の騒音に悩まされているという。また同市議は、本条令が児童や生徒がよりオンライン授業や勉学に集中できることの一助になればと述べている。