【News】ダバオバイパス事業、同国初となる長距離のトンネル工事、日本の技術の活用に注目

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10月29日(木)、フィリピン公共事業道路省(DPWH)は、ダバオ市のバイパス道路建設に関して、清水建設や竹中土木、地場企業のウルティコンらを中心とする、共同企業体(JV)と正式に契約を結んだと明らかにした。受注額は132億3,000万ペソでバイパス中央部分の土木工事を請け負う。

今回受注が決定したバイパス道路建設工事の中でも特に注目されているのが、工事区間10.7㎞のうち、全長2.3㎞にも及ぶ山間部のトンネル工事である。フィリピン公共事業道路省(DPWH)によると、山間部にこれだけの長さを誇るトンネル工事はフィリピン初であるということだ。

今回のダバオ市バイパス事業は、国際協力機構(JICA)がフィリピン政府に対して円借款貸付契約で行うもので、ダバオ市バイパス建設事業(第二期)の借款金額は348億3,000万円と公表されている。またフィリピン初となる山間部で長距離のトンネルに安全面、技術面で優れた日本のトンネル掘削・建設技術等が活用されることが期待されている。

ダバオ市バイパスプロジェクトは、ダバオ市トリル地区シラワンからパナボ市までを結ぶ全長45.5㎞で、第一フェーズの第1区画が10.7㎞、第2区画が12.8㎞、第3区画が6.1㎞、第二フェーズの第1区画が2.7㎞、第2区画が3.5㎞、第3区画が9.7㎞となっている。バイパス完成前は移動に1時間44分掛かるところが、完成後は49分に大幅に短縮される。大型トラックなどが市内を通り抜ける必要がないことからも悩ましい市内の渋滞も緩和できる見込みである。