28日(金)、ダバオ市は、ダバオの歴史や地元の芸術・工芸品を展示するダバオ市国立博物館(Museo Dabawenyo)の建設工事を2021年までに完成させる予定であると発表した。ピープルズパーク内で新たに建設される博物館を通じて、市民のダバオに対する理解を一層高めることがリニューアルの狙いだという。
現在のダバオ市国立博物館(Museo Dabawenyo)は、ボニファシオ通りにある第一裁判所を2008年に改装した建物を利用して、ダバオや先住民族の歴史、あるいはダバオ名誉市民賞を受賞した人々の紹介などの展示をしているが、新たに展示できるスペースが確保できないことやダバオ市の急速な発展とともに、 施設周辺の交通渋滞が悪化していることが課題とされていた。
そのため、ダバオ市は新しく十分に展示のスペースを確保することができて、多くの市民が集まるとされるピープルズパーク内にダバオ市国立博物館を移転し、建物も新しくリニューアルしてオープンさせることを2016年にサラ・ドゥテルテ市長らによって決定されていた。
ピープルズパーク内に移転し、建設されるダバオ市国立博物館(Museo Dabawenyo)は、1,000平米の敷地面積内に、5階建てで、ドーム型の建物になるとされている。 移転やリニューアルにかかる予算は1億ペソとされ、ドゥテルテ大統領が就任した2016年に割り振られた。