【News】 バナナ繊維を使ったファッション製品の進化、ダバオ・デルノルテの起業家が製作

ミンダナオ物産

貿易産業省の持続可能な製品の開発活動は、ダバオ・デルノルテの起業家が制作した製品の生産拡大を決定した。「ムサ・ファブリック(The Musa Fabric)」は、様々な衣料を、バナナ繊維を用いて作っている。実は、バナナ繊維をはじめとした持続可能な素材を外側に使用したマスクも作っているという。

また、それに続く別の事業として、タグム市を拠点としたビジネスでは、新製品の提案が始まっており、7月だけで少なくとも10個の試作品が紹介された。この新製品の製作では、デルノルテの部族グループやムスリム地域にいる作り手も関わっており、バナナ繊維の生産において力になっている。ムサ・ファブリックのジョイ・ソー(Joy Soo)氏は、様々な製品の中でも「バナナ繊維で作るバッグ」は、バナナ繊維と普通の生地で作るマスクと比べ、作るのが複雑であると語っている。だからこそ、質の高い訓練に人々を巻き込むことが大切であると語っている。

同社ではバッグの他に、子供服の生産も提案している。「ムサ・ドールは、アタ・マノボ部族の子どもたちを支援している。作り手の子どもたちである。子どもたちはムサ・ファブリックの服を着ており、それは、夢あふれる若者の象徴である」と、ソー氏は述べている。

お客のニーズを考え、熱い情熱をもって様々なアイデアを形にし続ける実業家「ジョイ・ソー氏」の活躍から、目が離せない。