【News】14日間の自宅隔離違反者の罰則条例が可決、1回の違反で5,000ペソ

SPMC

8月11日火曜日、第19回ダバオ市議会において「14日間の自宅隔離違反者を罰する条例」が可決された。本罰則の対象となるのはダバオ市民に限定されず、ダバオ市に移動中もしくは新型コロナウイルスによる強制隔離のために市内に残留する外国人や他地方の人も対象になる。また、無症状患者も強制隔離が必要になる。

本条例に違反した人物には、違反する毎に5,000ペソ(日本円で約11,000円)の罰金が課される。ダバオ市保健委員長のマリー・ジョセル・ビアフエルテ氏は「パンデミックが引き起こした苦難の下に、罰則を課すことを、私は推奨しなかった」と最初に述べた後、「ウイルスがこれ以上多くの人たちに移る可能性を防ぐためには、このような対策も必要である。だからこそ14日間の自宅隔離を要請し、違反者には罰金を課すのだ」と語っている。

ダバオ市長のサラ・デュテルテ=カルピノ氏によると、ダバオに戻ってきた数名が、14日間の強制隔離を適切に実行しているかの確認ができていないという報告を受けているという。また、ダバオ地域保健省によると、ダバオへの帰郷者(特に、海外労働をしていたフィリピン人帰国者、地方に取り残されている人)が、市内やダバオ圏内の他の地域における新型コロナウイルスの感染増加に影響したという。

薬および食料パス(FMパス)、夜間外出禁止令が解除される中、各省庁では感染拡大を防ぐために様々な手段を講じているが、何よりも大切なのは「一人ひとりの意識」だろう。