ダバオ地方で新型コロナウィルス(以下、Covid-19)の感染が疑われ、経過観察中であった3名の患者が、検査結果の到着を待つ間に死亡した。数日前の記事でも触れたが、現在ダバオ地域では、Covid-19検査キットの不足しており、検体をマニラ送っているため、検査後すぐには結果が分からない。
死亡した3名がCovid-19に感染していたかは確かではなく、検査結果を待っている段階であるものの、フィリピン保健省ダバオは3名と濃厚接触をした可能性のある人々の追跡調査を開始した。
今回、死亡した患者の1人は78歳のフィリピン人で、以前オーストラリアに旅行し2月17日にフィリピンに到着後、3月14日に症状を発症していた。同患者はステージ4の膀胱癌を患っていた。
2人目の患者は、71歳のフィリピン人で、ラグナとマニラに旅行歴があり、3月9日にダバオに到着後、呼吸困難を伴う上腹部の痛みの症状が出た。
3人目の患者は韓国人で、以前にリヤド、サウジアラビア、マニラを旅行しており、発熱や咳などの症状を示してい。3月9日に到着後、3月12日に症状を発症していた。
なお、英国から帰国後にCovid-19の陽性反応を示し、ダバオ地域医療センターに隔離されているタグムの女性患者は、3月19日現在、症状も安定し、現在2回目の検査結果を待っている。すでに彼女と濃厚接触のあった64人がリストアップされているが、これら64人からCovid-19の症状は出ていない。
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