【News】ダバオ市は新型コロナウィルス感染症患者増加で対応病院を追加

SPMC

フィリピン保健省ダバオ支部によると、7月20日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は692名であることが発表された。うち35名が死亡し、425名は既に回復したという。昨日、新たに6名の新型コロナウィルス新規感染者が確認され、現在入院、隔離中の患者数は232名となっている。

また、ダバオ市も含むダバオ地方(ダバオ市、ダバオオキシデンタル州、ダバオデルスル州、ダバオデルノーテ州、ダバオデオロ州、ダバオオリエンタル州)における新型コロナウィルス感染者の総数は970名で、うち43名が死亡し、539名が既に回復したと発表されている。

20日(月)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は地元のラジオ番組に出演し、市内で増加傾向にある新型コロナウィルス感染症患者に対応するため、指定病院を追加すると述べた。新型コロナウィルス対策に関してはこれまでフィリピン南部医療センター(SPMC)がその役割を担ってきた。

今回、新型コロナウィルス感染患者を受け入れることに決まったのはダバオドクターズホスピタルのドゥモイサテライト施設で既に患者のケータリングサービスを開始しているという。ただ、公立病院ではないため患者は治療費の支払いを病院から求められるという。

現在、フィリピン南部医療センター(SPMC)の病床数は55.45%、全211病床のうち117病床が埋まっている状態だという。サラ市長はこれ以上、市内での新型コロナウィルス感染患者が増え、さら病院及び病床数の確保が必要な状態にならないように願っていると述べている。