フィリピン保健省ダバオ支部によると、7月9日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は516名であることが発表された。うち28名が死亡し、349名は既に回復したという。昨日、新たに32名の新型コロナウィルス新規感染者が確認され、ここ最近の感染者数は増加傾向にある。
ダバオ市は、7月1日以降の都市封鎖方針について、新型コロナウィルス感染症に関する省庁間タスクフォース(IATF)が勧告し、ドゥテルテ大統領が承認した、緩和された一般的なコミュニティ防疫(MGCQ)へと移行をしている。また、MGCQ期間中のガイドラインも公表し、市民に遵守するように呼び掛けを行っている。
同市はMGCQ期間中であっても、市内のバランガイ(行政の最小単位)毎に、新型コロナウィルスへの感染リスクを4つのレベルに区分けして対応している。危険度が最も高く設定されているバランガイ23-C、アグダオプロパー、レオンガルシアのうち、バランガイ23-Cは封鎖指定を受け、立ち入りが禁止され、マスクの着用義務化も議会で可決されている。
一方、市内では隔離措置が緩和された一般コミュニティ防疫(MGCQ)に移行されてから、飲食店の店内営業や、ジム及びフィットネスクラブ、ホテルやリゾート等の再開も条件付きながら許可されており、徐々にではあるが、人の流れが市内に戻りつつある。