フィリピン保健省ダバオ支部によると、6月28日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は411名であることが発表された。うち27名が死亡し、300名は既に回復したという。この週末、新たに9名の新型コロナウィルス新規感染者を確認した。
ダバオ市では5月16日から5月31日までの一般的なコミュニティ防疫(GCQ)期間を6月15日まで延長していたが、さらに30日まで延長している。市の経済活動は徐々に再開され、人の流れが増加する中、本日からダバオ国際空港の国内線も増便し、また市内の飲食業の店内営業は、収容能力の30%までとう条件付きながらも再開をしている。
ダバオ市の7月1日以降の都市封鎖方針については、本日実施予定の新型コロナウィルス感染症に関する省庁間タスクフォース(IATF)とドゥテルテ大統領とのミーティング後に発表される方針で決定される予定である。同市では現在の一般的なコミュニティ防疫(GCQ)から緩和された一般的なコミュニティ防疫(MGCQ)への移行が期待されている。
緩和された一般的なコミュニティ防疫(MGCQ)に移行することができれば、経済活動や人の移動もより一層緩和されることになり、3カ月以上も続いている都市封鎖解除への道筋も見えてくるため、本日の発表に注目したい。