ダバオ市は、コミュニティ隔離措置に伴う禁酒行政が発令されてからこれまでの間に、飲酒や、アルコール飲料の販売を行った196人が逮捕されたと発表した。これについてダバオ市警カービー・ジョン・クラフト警視正は、警察関係者が違反者の逮捕に尽力したと述べた。
同氏はまた「ダバオ市民からの情報提供により、違反者の逮捕につながるヒントを受け取った。禁酒行政令に違反している人々を見かけたら、警察に連絡するよう呼びかけている」と語った。
規制チームの副責任者であるアシュリー・ロペス氏は、ダバオでのアルコール飲料のオンライン販売者を監視しており、すべての実店舗が閉鎖されたとき、小売業者はデジタルプラットフォームに移行したと説明した。
ダバオ市政は2020年4月6日から禁酒行政令が施行されており、今までのところ、禁酒行政令の解除の発表はない。しかしながら、販売が禁止されているにも関わらず、酒類が出回っており、違反者はあとを絶たない。
ロペス氏は「特にアルコール依存症の人など、欲求を満たすためにお酒を必死に探す非常に頑固な人々がまだまだいる」と述べた。
ダバオ市警は、コロナウイルスのパンデミック下において、市政がアルコール禁止を厳格に実施していることを改めて警告している。