【News】ダバオ市南部、ディゴス市で河川が氾濫、300世帯が避難

Google Mapより抜粋

ダバオ市南部に隣接するディゴス市で28日、同市北部を流れるカニョス川が氾濫し、約300世帯が浸水、現在も避難生活を送っている。

一部住民が未だに避難ができず立ち往生しているため、ディゴス市災害リスク削減管理センター(CDRRMC)は、警戒レベルを引き上げて、住民の避難補助に当たっている。

ダバオ市南部及びディゴス市では28日の午後から継続的な大雨に見舞われた。この影響で、カニョス川周辺の堤防の一部が決壊し河川が氾濫、ディゴス市北部では広範囲の地域の住民が被害を受けた。また河川を結んでいる吊橋も一部破壊された。

6月29日の時点で、合計235世帯がディゴス市体育館に避難し、66世帯がディゴス市国立高校体育館に避難している。現在のところ、死傷者は報告されていない。

フィリピン大気地球物理天文局は、今後もダバオ周辺の一部地域で局地的な大雨、雷雨、洪水が引き続き発生する可能性があるとして、住民に注意を呼びかけている。

フィリピンミンダナオ島では近年、台風や豪雨による洪水被害が増加しており、2017年12月に台風27号がミンダナオを直撃した際には、1万2千人が避難、30名以上が死亡した。