【News】ダバオ市は緩和されず隔離措置継続、大統領が承認

モールのスーパー

15日(月)、ドゥテルテ大統領は、新型コロナウィルス感染症に関する省庁間タスクフォース(IATF)の要請に基づき、15日までとしていたダバオ市の一般的なコミュニティ防疫(GCQ)期間を30日まで延長することを承認した。ダバオ地方については、引き続き緩和されたコミュニティ防疫(MGCQ)が継続される。

ダバオ市では5月16日から5月31日までの一般的なコミュニティ防疫(GCQ)期間を6月15日まで延長していた。市の経済活動は徐々に再開され、人の流れが増加する中、8日にはダバオ国際空港も再開した。しかしながら、再開されたばかりの国内便の乗客が、同空港の検疫で新型コロナウィルスに感染している疑いがあるとして、フィリピン南部医療センターに運ばれる等、新型コロナウィルスの新規感染者が毎日一定数確認されている。

ダバオ地方における長引く都市封鎖の影響も徐々に明らかになってきており、フィリピン統計局(PSA)は2020年4月の時点で、同地方では190万人の労働者のうち、351,000人の労働者が失業し、失業率は前年同月の3.1%から17.9%に急上昇したと報告している。

フィリピン保健省によると、6月15日現在、新型コロナウィルスに感染した国内の患者の総数は26420名であることが発表された。昨日は新たに490名の新型コロナウィルス新規感染者が確認されるなど、未だに感染の収束には目途がたたない状態である。