【News】ダバオ市の隔離措置は継続か、大統領報道官らが言及

フィリピン保健省ダバオ支部によると、6月13日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は356名であることが発表された。うち26名が死亡し、229名は既に回復したという。昨日、新たに9名の新型コロナウィルス新規感染者を確認した。

ダバオ市では5月16日から5月31日までの一般的なコミュニティ防疫(GCQ)期間を6月15日まで延長している。市の経済活動は徐々に再開され、人の流れが増加する中、8日にはダバオ国際空港も再開した。しかしながら、再開されたばかりの国内便の乗客が、同空港の検疫で新型コロナウィルスに感染している疑いがあるとして、フィリピン南部医療センターに運ばれる等、現場は対応に追われている。

サラ・ドゥテルテ市長は、16日からの隔離措置について、一般的なコミュニティ防疫(GCQ)から緩和されたコミュニティ防疫(MGCQ)に移行するのかどうかは、まだ不透明であると述べている。一方、ロケ大統領報道官ら、複数の政府高官は、ダバオ市は一般コミュニティ防疫(GCQ)が延長される可能性が高いと言及した。

フィリピン保健省によれば、国内の新型コロナウィルス感染症の患者数は、ここのところ毎日、高いペースで増え続けており、昨日時点では、1日で607件、合計25,392件の感染者を確認している。また国内の移動を制限を緩和したことにより、ダバオ市内や地方の感染者もほぼ毎日確認される状態であり、現在の状況を鑑みると、隔離措置緩和はまだ先のことになるかもしれない。