【News】サマル島ビーチリゾートが再開に向けて準備もダバオ市は隔離緩和に黄色信号

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フィリピン保健省ダバオ支部によると、6月11日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は344名であることが発表された。うち26名が死亡し、207名は既に回復したという。昨日、新たに17名の新型コロナウィルス新規感染者を確認した。

ダバオ市では5月16日から5月31日までの一般的なコミュニティ防疫(GCQ)期間を6月15日まで延長した。市の経済活動は徐々に再開され、人の流れが増加する中、集団感染が疑われるケースも発生し、市内複数のバランガイ(行政の最小単位)は非常に危険度が高い場所として立入制限区域に指定されている。

11日(木)、サマル島アイランドガーデン市の新型コロナウィルス感染症に関する省庁間タスクフォース、(IATF-EID)は、7月1日よりサマル島のビーチリゾートやホテルなどの宿泊施設に関して、観光省の許可を受けた施設に限り、再開することを許可すると発表した。サマル島の経済活動、特に観光産業がようやく再開に向けて一歩動き出した形だ。

一方、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、地元のラジオ番組に出演し、15日までとなっている一般的なコミュニティ防疫(GCQ)の延長について、一般的なコミュニティ防疫を延長するか、それとも緩和された一般コミュニティ防疫(MGCQ)に移行できるのかはまだ不透明であると述べた。

背景には、経済活動を徐々に再開させたことで、市内の新型コロナウィルスに感染した患者数がここ最近増加傾向にあり、またフィリピン全体でも隔離措置を緩和したことで、急激に新規感染者数が増えていることがある。11日(木)現在フィリピン全体の感染者数は24175名、新たに443名の新型コロナウィルス感染者を1日で確認している。