【News】ドゥテルテ大統領が保健省の人事変更に言及、ダバオの医師に注目が集まる

SPMC

フィリピン保健省ダバオ支部によると、6月5日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は312名であることが発表された。うち26名が死亡し、185名は既に回復したという。週末に新たに市内で感染が確認された人は4名となった。

ダバオ市では5月16日から5月31日までの一般的なコミュニティ防疫(GCQ)期間を6月15日まで延長した。市の経済活動は徐々に再開され、人の流れが増加する中、集団感染が疑われるケースも発生し、市内複数のバランガイ(行政の最小単位)は非常に危険度が高い場所として危険区域に指定している。

5日(金)ドゥテルテ大統領は、新型コロナウィルス関連の担当省庁であるフィリピン保健省の人事に関して言及し、ダバオ市内にあるフィリピン南部医療センター(SPMC)のベガ医師を保健省次官に迎い入れたい意向を伝えた。同センターは市内における新型コロナウィルス対策に重要な役割を果たしてきた病院である。

大統領報道官のロケ氏は一連の報道に関して、ドゥテルテ大統領の意向を確認しているとしつつも、任命についての具体的なコメントを控えており、大統領府も公式発表はまだしていない状態である。しかしながら、フィリピン南部医療センターは地元のラジオ番組の取材に応じ、ベガ医師は10日(水)に保健省長官と詳細について議論する予定だと述べている。