4日(木)、労働雇用省ダバオ支部は地元メディアの取材にダバオ地方での新型コロナウィルス感染拡大と拡大を防ぐための都市封鎖(ロックダウン)の影響で同地方における経済的な損失が甚大なものになることを明らかにした。
地元メディアの取材が報じたところによると、ダバオ地方への新型コロナウィルス感染拡大の影響で、店舗及びオフィスの営業を停止、あるいは閉鎖せざるを得ない企業または個人事業主は、少なくとも1万件以上をあるという。
労働雇用省の記録によれば、4日(木)現在において、10133件が部分的もしくは完全に営業を停止しているという。部分的という意味は今後営業または規模の縮小、あるいは従業員のリストラ等が予測されるケースであり、完全にという意味は既に営業を停止、または倒産しているということだという。
以前、ダバオッチでも取り上げたが、ダバオのシンボル、マルコポーロホテルダバオが無期限での営業停止を表明、事実上の倒産となったことは記憶に新しい。ダバオ市の経済活動は徐々に再開されているが、新型コロナウィルス感染拡大は今も収束しておらず、ダバオ地方の経済活動がウィルスの拡大以前の状態に戻るのは当分先のことになりそうである。