2日(火)、フランシスコ・バンゴイ国際空港(ダバオ国際空港)は、ダバオ市からの要請を受け、現在まで利用を制限している同空港の運用を6月8日から再開し、各航空会社のフィリピン国内線の就航を認める方向で調整していることがわかった。
同空港の利用再開に関しては、まず国内線の就航を許可する方向で進め、国際線については、新型コロナウィルス感染拡大観点から空港再開は現時点では未定であるが、サラ・ドゥテルテ市長は6月22日からの空港運用再開を要請しているという。
空港再開に関して同市長は、ダバオ市保健局ではダバオ国際空港にて乗客の健康診断・検疫を行う24時間勤務体制のチームを準備する他、乗客が新型コロナウィルス感染に感染しているかどうかを確認、把握するための管理体制作りを準備していると語っている。 また、商業フライトの運行が再開されたとしてもダバオ国際空港は1日2000名程度の限定された条件下での運用になるだろうと付け加えた。
一方、5月29日(金)、フィリピン出入国管理局はウェブサイト上に6月1日からマニラ首都圏で実施されている一般的なコミュニティ防疫(GCQ)期間中の海外旅行制限について発表を行い、 新型コロナウィルス国家特別対策チームのガイドラインに従い、フィリピン人海外労働者、フィリピン国籍者とその配偶者及び扶養家族、外交官と航空会社の外国人乗務員のみが入国を許され、全ての外国人は出国可能であるが、フィリピン人海外労働者、渡航先での永住者もしくは留学ビザを取得している学生以外のフィリピン人の渡航は禁止されていると発表している。