ダバオ市では、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的として、全ての学校において授業などが行われていないが、これにより深刻な影響を受けているのが、教師たちだ。
フィリピン教育省ダバオのJenielito Atillo氏はインターネット会見において、公立・私立学校の教師たちが政府の支援の対象となっていると発表している。同氏は、現在政府が全公立学校の教師を対象に、5月分の給与の給付に向けて動いており、衣類手当、パフォーマンスベースのボーナス、および5月15日にリリースされる予定の法廷ボーナス(13ヶ月目の給与)のリリースに取り組んでいると述べた。
しかし、私立学校の教師は公立学校の教師と比較し、ほとんどの学校が「ノーワーク、ノーペイ(無給での自宅待機)」のシステムを採用しており、財政面で不安があるという。各教育機関では、強化されたコミュニティ防疫の解除後も、すぐには平常通りの授業の展開はできないため、オンラインリソースを利用した授業の再開などが検討されているが、生徒や教師がWi-Fiやラップトップ、およびその他のガジェットを持たない場合も多く、問題は山積している。
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