新型コロナウイルス(以下、Covid-19)の世界的流行が本格的になった3月中旬、ダバオを含むフィリピンの都市では陸、海、空路が閉鎖され、多くのダバオ市民がダバオに戻ることができなくなっている。
しかし規制強化による足止めからおよそ1か月半を経て、現在ルゾンエリアにて立ち往生している526人のダバオ市民が、本日5月4日(月)と6日(水)、ついにクラークとマニラからの臨時便で帰郷することとなった。今回フライトを提供するのはエアアジアとセブパシフィックで、4日のエアアジア便で162人が、6日のセブパシフィック便で400人がダバオに戻る予定だ。
今回のフライトにてダバオ国際空港に到着するダバオ市民は、到着後2週間の強制隔離を命じられる予定で、実際にそれぞれの自宅に戻れるのは5月中旬過ぎになりそうだ。今週ルゾンから到着する2便の費用についてはダバオ市政府が負担し、次回のフライトについては未定となっているという。
サラ・ドゥテルテ市長はかねてより、国内の他地方からのダバオ市民の受け入れは、新たな感染拡大の波をもたらすのではないかとして、受け入れには慎重な姿勢をとっていた。確かにフィリピン国内の感染者の大半はルゾンエリアに集中しているため、ダバオ市民の健康と安全を守るためにも、全ての人々が隔離措置に従い、万全の状態で自宅に戻ってもらいたいものだ。
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