パナカンエリアに位置する、ダバオ市の海軍基地内に、15床と少ないながらも、新型コロナウイルス(以下、Covid-19)患者用の収容施設が完成した。
ダバオ市内では、現在も徐々にではあるが感染者が増えており、対応できる病院の施設が不足してきている。サラ・ドゥテルテ=カルピオ市長は、Covid-19患者の収容先として新たに市内の3つの私立病院を検討しているが、それらの病院とは別に、このパナカン海軍基地内の施設には、検疫を受ける必要のある人々やCovid-19の感染からの回復期の患者を受け入れるという。同施設は、民間企業(サンミゲル社)の支援のもと、24時間体制で2週間にも及ぶ建設作業の後に完成した。
まだまだ予断を許さないCovid-19だが、ダバオ市で主に対応にあたっている南フィリピン医療センター(SPMC)の機能を十分に生かし、対応できる患者数を最大化するためにも、それ以外の受け入れ施設の増加が急がれるところだ。
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