【News】ダバオ市では98名の新型コロナウィルス感染者を確認、市内複数のバランガイでロックダウン、集団感染か?

道路

フィリピン保健省ダバオ支部によると、4月22日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者は98名であることが発表された。うち17名が死亡し、49名は既に回復したという。

ダバオ市では4月4日から19日まで強化されたコミュニティ防疫施策を導入していたが、その措置を26日まで延長し、より一層厳しい都市封鎖施策を取っている。 しかしながら、集団感染が疑われるケースも発生し、市内複数のバランガイ(行政の最小単位)でロックダウン(封鎖)という事態を招いている。

ロックダウンが敷かれたバランガイは、バランガイ23-C、21-C、ダリアオ、レオンガルシアで、このバランガイでは、エリアから入ることも出ることも禁じられ、外出のための食品・医療パスもロックダウン中は無効となる。但し、必要な食料品や医薬品は市から配給されるという。

封鎖されたバランガイのうち、23-C、21-C、は市内の海沿いにあり、貧しい人々や少数民族のバジャウが密集して暮らす場所でもある。中でも23-Cでは、少なくとも65名以上の住人が検疫と経過監視のため、隔離施設に送られている。

Barangays 21-C and 23-C, Davao City. Map courtesy of Google