現在フィリピン国内では、新型コロナウイルス(以下、Covid-19)の世界的な蔓延を受け、多くの人々が一時的に職を失い、日々の生活に困窮している。
ダバオ地域の各市政府はCovid-19への対策として、様々な角度から状況を判断し、数々の措置を実施している。その一つが、低所得世帯への現金支給による支援だ。社会福祉・開発局(Department of Social Welfare and Development:以下DSWD)ダバオは4月13日までに、同地域の247,181世帯に6,000ペソの現金支給を終えていると発表した。これは、目標としている953,521世帯のおよそ25.9%にあたる数に上り、金額にして14億ペソを越えているという。
各地域ごとの割合は、ダバオ市で31,957世帯、Davao del Surで29,330世帯、 Davao Occidentalで32,421世帯、 Davao del Norteで55,584世帯、Davao de Oroで59,511世帯、Davao Orientalで38,378世帯となっている。
同局のKristelle May Catigan氏によると、現在の強化されたコミュニティ防疫下で、少しでも貧困世帯への影響を緩和するため、2週間以内に全世帯への支給を目標としているという。
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