【News】新型コロナウイルス対策でダバオ市はコミュニティー隔離を発令

ダバオ国際空港

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大し始めている中、ダバオ市は独自にコミュニティー隔離施策を発表した。発表された施策は以下のようなものである。

在ダバオ日本国総領事館は、3月15日、「ダバオ市における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について」というタイトルの感染症情報を発出した。その内容は次のとおり(以下、在ダバオ日本国総領事館よりほぼ抜粋)。

3月15日、ダバオ市は、2つの行政命令を発出し、クラーク空港発フライトのダバオ市入りの禁止、ダバオ市全体を「コミュニティー隔離」下に置くことを命令した。「コミュニティー隔離」の規定は下記のとおり。

(1)市民は自宅に留まるべきであり、仕事、食料又は薬品の購入、通院又はゴミ出しの時のみ外出しても良い。
(2)幼稚園から大学院までの大規模行事と授業は、公衆衛生緊急事態の解除後まで中止する。
(3)全ての宗教的行事は中止する。
(4)政府の業務は中断しない。
(5)他の州の職員はダバオ市に入域しても良いが、必要な検査を受ける必要がある。
(6)民間企業は、従業員のために柔軟性のある勤務態勢を用意し実施しなければならない。
(7)市民がオンラインで市内の業者からサービス調達及び物品購入をするように要請。
(8)オンラインでの会議や銀行取引をするように要請。

地元メディアによると、3月15日、英国から帰国した21歳フィリピン人女性に感染が確認された。これが初めてダバオで感染確認されたケースである。そうした中、ダバオ市はタゴム市からダバオ市への入域を緊急事態などを除き、基本禁止にするなど、対応を急いでいる。

ダバオ市は、新型コロナウイルス感染症に対するオペレーションセンターを設置し、万一、発熱や喉の痛み、咳等の症状がある場合にはオペレーションセンター(09175086548/09190711111)への電話を呼びかけている。詳しくはダバオ市の公式FBページをご確認ください。