フィリピン政府は新型コロナウイルス対策として、中国本土、香港、マカオへの渡航を禁止しているが、これらの対象地域に働きに出る海外フィリピン人労働者(Overseas Filipino Workers以下:OFW)にも影響が出てている。
フィリピンから対象地域からのへの渡航制限について保健省(Department of Health)の Eric Domingo氏は、現在、フィリピン人とフィリピンの永住ビザ所有者のみがフィリピンへの入国が許可されていると説明した。
フィリピン外務省(Department of Foreign Affairs)の記録によると、対象地域のOFWは中国本土に約12,000人、香港に約140,000人、マカオに約30,000人が滞在しているとされている。現在までに、これら対象地域で働く少なくとも約300人のOFWが渡航禁止の影響を受けているという。
海外労働者福祉局(Overseas Workers Welfare Administration)は、対象地域に取り残されたOFWに1万ペソを支給することを決定しており、OFWがフィリピンへの帰国を選択した場合、労働雇用省(Department of Labor and Employment)が、航空運賃を負担する対応をとるという。
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