現在、アフリカ豚コレラによる影響を受け、フィリピンの多くのファーストフードチェーンは豚肉料理の提供を停止している。ダバオ地方ではアフリカ豚コレラが確認されていないが、同様の現象が起こっている。
ダバオ市の養豚業者Hog Farmers Association of Davao, Inc.のEduardo氏は、ファーストフードチェーンはマニラ近郊で豚肉を調達しているため、ダバオ市でも豚肉の流通が止まっていると説明した。ダバオ市は現在、厳格な豚肉持込規制を実施しており、アフリカ豚コレラからは安全な土地だ。しかし、店舗で豚肉が提供されないことにより、ダバオ地方がアフリカ豚コレラの影響を多大に受けているかのような印象を消費者に与えているとのことだ。
また、本来であればダバオ地方で豚肉を調達できることをEduardo氏は強調した。現在は豚肉需要が増えていないため養豚業者は供給を引き上げることはできず、仮に需要が増加した場合には供給不足となり、消費者と卸業者から非難される可能性があるという。
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