【News】アフリカ豚コレラ対策、ダバオ市への検疫所で豚肉製品の没収が相次ぐ

ダバオ市の獣医事務局(City Veterinary Office 以下CVO)は、アフリカ豚コレラの国内での確認を受け、市が9月にダバオ市内への豚肉製品の通過禁止令を発令して以来、1トン以上の豚肉製品を没収したと発表した。

アフリカ豚コレラは豚のみに感染する感染症で、感染した豚は高い確率で死に至り、養豚産業に壊滅的なダメージを与える。アジアで広く感染が確認させれており、フィリピンでは今年7月にルソン島で感染が確認された。

CVOの動物予防管理部主任のGrace Pallar氏は、豚肉製品をダバオ市へ運び込む際は、チェックポイントに設置された検疫所で適切な書類を提示する必要があるが、書類の不備で製品を没収される業者が相次いだという。

現在のところ、没収された豚肉製品は、ルソン島など、アフリカ豚コレラが認められた地域から来たものではないとのことだ。CVOは、タスクフォースダバオと連携し、引き続きダバオ市に入る全ての豚肉製品を厳しく監視するとして、検疫所を増やしていくという。

また同氏は、検疫の強化により、豚肉製品の市場価格が高騰する可能性を否定した。理由として、アフリカ豚コレラの感染が認められていない地域から、十分な量の豚肉製品が供給がある上、ミンダナオ島で消費される豚肉の60%は、自家養豚農家からの地産地消であるためだと説明した。

アフリカ豚コレラに関する恐慌が、豚肉の消費が多いフィリピンで広まっている。豚肉製品の入出荷を規制する大統領令も発令されており、養豚業を守るため、厳戒態勢が続くだろう。