保健省(Department of Health 以下DOH)ダバオは、ポリオ根絶に向けて、全3回のポリオ予防接種プログラムを実施している。12月中旬に行われた第2回目の大規模予防接種では、95.5%の接種率を達成した。第1回目はダバオ市内の生後59か月以内の子ども全員を対象とし、99%の接種率を記録していた。今回は範囲を市内からダバオ地方全体に拡大し、総勢549,662人の子どもにワクチンを投与した。
使用されたワクチンは世界保健機関(WHO)と国連児童基金(ユニセフ)によって資金提供されたものだ。予防接種率を高めるため、ダバオ市内では病院のみならず、学校や検疫所、ショッピングモールなどにも投与所が設置された。また、ダバオ市保険事務所は家庭への直接訪問も行い、ワクチン投与に全力をあげた。
今年9月には、ダバオ川からポリオの陽性反応が報道され、市民に不安が広がった。その後11月の調査でポリオは発見されなくなったと発表されたが、安全には当然疑問が残る。
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