ダバオ国際空港のほど近くで建設がすすむ「イエスキリスト王国キングドーム(Kingdom of Jesus Christ King Dome 以下KJC)は、収容人数7万人を誇る世界最大の屋内競技場になるという。さいたまスーパーアリーナの収容人数は3万6千5百人であり、KJCは驚くべきサイズといえるだろう。また、現在世界最大の屋内競技場はこちらもフィリピンのフィリピンアリーナ(収容人数5万5千人)だ。
KJCは2022年の完成を目指している。建築計画に遅延が発生しているが、予算が当初の100憶ペソから130憶ペソに増額されたため、完成までに大きな障害はないとのことだ。
建設計画を進めるApollo C. Quiboloy氏は、中国とベトナムからの材料の輸入に遅延が発生したため、計画に遅れが生じたと説明した。同氏はアリーナの耐久性をシミュレーションしたところ、マグニチュード10の地震にすら耐えるだろうと述べ、アリーナに使用される技術力の高さに自信をみせた。