ダバオ市議会はフィリピンチャリティー懸賞事務局(Philippine Charity Sweepstakes Office 以下PCSO)に1千万ペソの財政支援を行う条例を可決した。この資金は貧困層の患者を援助する目的で使用される。
市議会議員のJ. Melchor Quitain氏は、PCSOが行うPagkalinga Para sa Bayanプログラムに対し、資金が投入されると説明した。Pagkalinga Para sa Bayanプログラムとは、貧困層の市民に向け、医療サービスを提供するプログラムだ。PCSO、フィリピン健康保険組合(PhilHealth)および社会福祉開発局(Department of Social Welfare and Development)が共同で実施している。ダバオ市では、このプログラムは南フィリピン医療センター(SPMC)の敷地内で行われており、SPMCでは貧困層の患者に向け、専用の空間が準備され、医療体制を整えている。
貧富の差が激しいフィリピンでは、様々な社会福祉政策が実施されている。病人などの、特に支援を必要としている市民に、資金が十分にいきわたるようにしなければならないだろう。