ダバオ市第三地区市議会議員Conrado Baluran氏は、2013年に制定された条例 「ダバオ市の包括的区画整理(No. 0546-14)」の内容を修正することを提案している。この区画整理に関する条例は2010年に制定された「電波塔建設の保守点検に関する規定(No. 0463-13)」と関連している。
これらの条例による規制により、通信事業者は特定の地域で事業を行う前に区画整理調整委員会(LZBAA)および都市開発計画事務局(CPDO)の二重の承認を得る必要があり、承認が下りるまでの期間の長期化などが基地局拡大の足かせとなっている。
Baluran氏は条例を改正することにより、通信事業者が現在サービスの行き届いていない地域に基地局を建設することが容易になるだろうと述べた。ダバオ市では電波の弱い地域を「デッドスポット」と呼んでいる。
また同氏は、基地局が増えることにより、特に災害時に、安定したインターネット接続と通信環境を提供できることが大きな利点になるとし、デッドスポットがなくなるよう基地局を設置することが最重要だと説明した。
しかしながら、提案された条例改正案について、安全面や規制の面で妥協がないよう厳しく精査されなければならないだろう。