文部省(Department of Education:以下DepEd)のJenielito Atillo氏は、先住民族(indigenous people:以下IP)コミュニティに奉仕するため、学校の追加建設を試みていると発表した。
DepEdダバオのデータによると、現在地方の遠隔地には、小学校が58校、中学校が68校、総合学校(宗教、年齢、人種に関係なく入学できる学校) が73校、合計199校の公立学校がある。Atillo氏によれば、これらの公立学校では、先住民族向けのカリキュラムとDepEdプラグラムを組み合わせて教育を行っているという。
以前、DepEdダバオは、反政府のイデオロギーを教育に取り入れたとして非難を受けた Salugpongan Ta’ Tanu Igkanogon Community Learning Center (以下STTICLC), Inc.私立教育機関55校に対し、ダバオ地方の農村での活動を中止した。STTICLCの下で教育を受けていた学生は、この中止がきっかけで、勉強を続けられなくなったという報告もある。
子供達の教育を受ける権利を守るためにも、十分な教育施設を用意し、宗教や人種などに影響されることなく平等な教育が行き届く環境を整えていく必要がありそうだ。