ダバオ市の電力会社であるDavao Light and Power Companyの社長兼CEOのRodger Velasco氏は、同社が計画中の地下配電システム(underground distribution system、以下UDS)が完成することで、市内の停電頻度を80%も低減できると説明した。
氏はまた、UDSの導入は木や瓦礫といった要因で停電するケースの減少に貢献すると述べた。UDSはC.M. Recto通り、Magsaysay大通り、Ponciano 通り、一部のBonifacio通り、そしてQuirino大通りをカバーするとされている。
Velasco氏によれば、UDSは約10億ペソ相当となる5段階プロジェクトとなっており、各段階は約1キロメートルに及ぶ地下ケーブルシステムを通じて行わるとのこと。さらに地下ケーブルには配電線に加えて、大手通信会社向けの通信回線も含まれるそうだ。
ダバオ市でも本格的に欧米のような電線の地中化・無電柱化が進めば、町中がクリーンなイメージになるだけでなく、断線による感電や火災といった事故も減るのではないだろうか?