【News】ドゥテルテ大統領、反政府組織との和平交渉再開に向けて

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ドゥテルテ大統領は今週のシンガポールとパプアニューギニアへの出張後に共産主義反政府組織の民族民主戦線(National Democratic Front;以下NDF)リーダーと和平交渉再開について会談が行われる可能性を明らかにした。

NDFとは、フィリピン共産党と新人民軍とともに反政府共産勢力を構成する組織である。

政府とNDFは一時、和平交渉再開の機運が見られたものの、NDFによるテロ活動は継続されたいた。2017年11月に4歳の幼児が巻き込まれ死亡するにいたり、ドゥテルテ大統領は正式に和平交渉を打ち切る旨の大統領宣言をしている。最近では、2018年11月9日、NDFのコンサルタントを務めているVic Ladlad と他2人が銃器や爆発物の不法所持を行ったとして逮捕されている。

オランダ在住のNDF和平交渉パネル団長フィデル・アグカオイリと上級顧問のルイス・ジャランドニは、ドゥテルテ大統領と会談するために逮捕される可能性が高いフィリピンに帰国することを明らかにした。

ドゥテルテ大統領は11月12日から15日に第33回東南アジア諸国連合(ASEAN)サミットへ参加し、11月16日から18日にパプアニューギニアでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合に参加する予定であるため、大統領室和平交渉担当は11月19日以降に会談を行う準備を整えている。

 

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