ダバオ市では工業および商業用地が増えている一方で、農業セクターに対する懸念の声も上がっている。ダバオ地方のフィリピン統計局(Philippine Statistics Authority、以下PSA-Davao)の調査データによれば、2017年に同地方内で工業・商業用地へと転用された農地のうち、ダバオ市の転用率が最も高いそうだ。
PSA-Davaoの統計専門家のMa. Leah Magracia氏は、ダバオ市は農地の42.7%(4,224ヘクタール)を転用していると述べた。これは同局が現地で実施した調査データ”Barangay Agricultural Profiling Survey”(バランガイ農業分析調査)に基づいている。
同局のデータによれば、転用された農地のうち、53%が工業・商業用地、34%が住宅用地、そして13%が公園や教育施設用地として利用されているとのこと。
同氏はまた、特にダバオ地方は農業セクターの現状を認識する重要性を指摘した。市民の食生活において農業は必要不可欠であるが、農地転用と都市開発はそれに影響を及ぼしかねないと懸念を示した。
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